松平病院

高橋

高橋看護部長

病院紹介

こんにちは。当院は、認知症治療病棟1棟と精神病棟(15:1)2棟、病床数182床の精神科病院です。
病院の理念「人間の尊厳と人間愛に基づく医療を目指す」を念頭に、看護理念、看護目標を掲げ、精神障害者の社会復帰、認知症患者の地域生活に重点をおいたケアを行っています。

皆さん精神科病院って、どんなイメージですか。「よくわからないが特殊な感じで抵抗があり、就職や転職先として考えにくい」という人も少なからずいらっしゃると思います。医療保護入院・閉鎖病棟・隔離・身体拘束…なんとなく怖い響きですよね。
精神科は「精神保健福祉法」という法律で、入院形態や行動制限などが決められています。身体拘束については、精神科に限らずどの現場でも、安全と倫理のはざまで葛藤しながら、日々対応されていると思いますが、さらに、精神科は法律による基準があるため必要書類も多く、拘束にはより一層の慎重さが求められます。患者さんが自分で開けられない隔離室はありますが、5年前病院を新築したことで、清潔で快適な個室になりました。治療は薬物療法が主ですが、個々の病状や回復段階に合わせたさまざまな療法があり、患者さんは意外と忙しく過ごしています。
この機会に、当院の精神科リハビリテーションプログラムの中から、全国的にも数少ない病院内でのアニマルセラピーについてご紹介したいと思います。セラピー犬を7頭保有しており、病棟や作業療法室、体育館などでセラピーを行います。ゲームや簡単なお世話をしながら、セラピー犬と触れ合います。現在、認知症患者におけるアニマルセラピーの効果について、青森県立保健大学と共同で研究を進めています。2016年にも共同で「統合失調症患者の生活機能に及ぼす動物介在療法」を研究し、「衝動コントロールの改善」という結果を得ています。今回の研究成果も楽しみです。


増田病院

当院の強み

看護師は、どの職種より患者さんに近く、24時間365日関わっているわけですが、だからと言って看護師が患者さんを一番分かっているとは言えません。職種によって、患者さんの捉え方や問題解決法に随分と違いがあり、同じ患者さんの話だと思えない事もあります。ですから、患者理解を深めるには、コメディカルそれぞれの視点から捉えた患者情報を統合していく事が大切だと思います。各職種が共通理解をしていれば、患者さんのニーズに適切かつ迅速に応えることができます。当院は職種間の垣根が低く、オタガイサマ精神が浸透しており、連携もよく、その点は充実していると思います。院内だけでなく、法人内のグループホーム、就労支援事業所等とも同様です。その中で思うのは、各職種の役割分担は、きっちりと線引きをせず、ケースに合わせ流動的であるほうが、職種間の関係性がよいということです。
日本では、精神障害者に対する差別や偏見がまだまだ根深く残っています。それは知らないものへの恐怖が大きな原因だと言われます。当法人では、社会復帰と地域理解の促進を目指し、就労支援事業として「カフェレストラン茶居花」など飲食店の運営や、「茶居花市」という地域に向けたイベントの開催、キッチンカーでの販売等を行っています。精神障害者が地域の一員として自分らしく暮らせるよう、法人がワンチームとなり、入院から社会活動への参加、緩解期の維持に取り組んでいます。
2020年8月現在、新型コロナウイルス感染症で、さまざまな活動も制限せざるを得ず、コロナ前の状況にいつ戻れるかも分かりません。しかし、このような状況下でも、当法人はチーム力で前進しています。

すべては、患者さんのために。


増田病院
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