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看護職インタビュー・紹介記事

独立行政法人国立病院機構 青森病院

青森病院

施設の概要・PR

当院は、全国に140病院ある、国立病院機構の一員として、セーフティーネット系の診療を主に行っております。病棟は、療養介護病棟(重症心身障がい児・者病棟、筋ジストロフィー病棟)、神経難病をメインとした一般病棟、結核病棟の8病棟、合わせて333床あり、看護師は、250名ほど(育児休暇中15~20名含む)、介護職員及び、看護助手は非常勤を含めて約40名で運営しております。
『病める人には安らぎを、健やかなる人には幸せを』を病院理念に掲げ、障害のある患者さんに、安全安楽な環境を提供できるように日々努めております。


看護管理者として

私は、2020年4月に青森病院に着任いたしました。国立病院機構(前身は国立病院)の職員となって38年目ですが、そのうち、副看護師長3年半、看護師長7年、副看護部長7年、看護部長として3年目であり、青森病院で5施設目を経験させていただいております。それぞれの病院での経験が学びとして私の礎になっていると思っています。
看護師としての自分は、「働くなら楽しく働こう」をモットーに、看護師長となってからは、職員が働きやすい環境を作るのが管理者としての役割と信じて、努めてきました。
今、看護部長としては2か所目となる青森病院で、看護師が如何に、それぞれの能力を発揮して、患者さんに安らぎのある環境を提供できるかということを模索しております。国立病院機構の教育システムは、キャリアラダー制を取り入れておりますが、当院も、看護師個々のレベルアップにつながるように、教育制度の充実に力を入れているところです。


心に残る看護場面

一スタッフとして経験した小さな出来事は、私の看護師としての働く上の支えになっておりました。看護師長としては、急性期病院から看護師長に昇任して、筋ジストロフィーの病棟師長を2年間させていただきました。病院が変われば、その職場の風土も全く違うということを痛感させられた2年間でした。でも、その病棟の患者さんたちと話し、養護学校にいる患者さんの授業の様子を見に行くことで、ずいぶんと私の心が癒されたものです。その後5年がたって、他の病院へ転勤となった際には、その筋ジストロフィー病棟の患者さんたちからの寄せ書きをいただき、既にその病棟の看護師長ではなかったのに、お別れの挨拶が長時間になってしまい、涙涙で病棟を後にしたものでした。実は、この看護師長1年目の病棟では、新人看護師2名が2年で急に辞めてしまうという経験もしました。自分が看護師長として至らなかったばかりに、新人育成において不足していたのではないかと悩みました。そのあとから、新人看護師へのフォローを工夫してきました。例えば、新人看護師のご両親は、 “医療事故を起こさないか”“職場にはなじんでいるだろうか”と不安なことがたくさんあるだろうから、5月頃に一回、実家に写真付きで近況報告をさせていただき、その後も何度か連絡するように努めておりました。その中で、1年経過する前に、ある母親から、“娘が仕事を辞めたい”と言っているという情報が入り、いち早く本人と面談して“あと1年頑張る”という約束をした看護師もおりました。この事例は、母親と何度か手紙の交流をしていたからこそ、いち早く対応できた例であると思います。このように、新人看護師だけではなく、看護師一人一人を大切に育て、関わることで、より良い看護の提供につながると信じております。


さいごに

看護師という職業は、患者さんも、看護職員も同じ人間であることから、人間対人間の関わりから自らの人間性が育まれる、何にも代えがたい職業であると思っています。いろんなつらいこともある中で、職員同士もお互いを尊重した職場で、“楽しく頑張ろう”で乗り越えていくことができるといいなと思っております。



独立行政法人国立病院機構青森病院 看護部長 浅沼 あけみ


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