看護職インタビュー・紹介記事

外ヶ浜中央病院

外ヶ浜中央病院

施設の概要

当院は、津軽半島北東部に位置し、2005年に旧蟹田町、平舘村、三厩村が合併して外ヶ浜町となり、名称を蟹田病院から外ヶ浜中央病院へと変えました。主な医療圏域は、外ヶ浜町、今別町、蓬田村で、地区唯一の救急医療及びへき地医療を担う一般病床44床の自治体病院です。また、三厩地区には付属の診療所があり、週3回の診療を行っています。そして、当院の隣には、介護老人保健施設「たんぽぽ」が併設し、日常生活動作を中心としたリハビリを行っています。当地区は、県内でも高齢化率トップであり、当院が中心となった地域包括ケアに取り組み、施設等と協力し、保健、医療、福祉の連携を図っています。


看護のビジョン

当院の看護部基本方針に「人間関係を円滑にする」「より良い看護サービスを提供する」「継続教育を充実させる」とあります。それは、患者背景や地域の特性を活かし協力して、最適な結果をもたらすよう、看護の質向上につなげることです。また、地域包括ケアシステムを推進するうえで重要なのが、多職種協働であり、それぞれの専門分野の知識を活かし、実践するためには、お互いが理解し、コミュニケーションをとることが重要だと考えています。町の人口減少と少子高齢化は深刻で、認知症高齢者は増加してきています。しかし、当院では、生命の尊厳と人間性を尊重して、信頼される思いやりのある看護を実践して、社会に貢献する使命があります。このことから、保健、福祉と協力して支援できる体制を整備して、住民生活を守る努力が必要であると思います。


今、取り組んでいること

当地区の高齢化率は、青森県内でもトップであり、現在、入院患者の平均年齢は85歳で約7割が認知症症状を呈しています。当院では、令和2年7月から認知症ケア加算3を導入して、認知症対応力向上に努めています。この試みにより、身体拘束の減少とケアの改善につながっています。加えて、クリニカルラダーの導入により、看護師の教育支援システムを構築し、患者ケアの向上に努めたいと考えています。


心に残るエピソード

様々な問題や課題に取り組む中で、計画通りに運ばないことも多くありましたが、先日、看護師長代理から、「うちのスタッフは、不満は言うけども、できない、やらないという人はいなく、まず、やってみようという柔軟な姿勢があり、これは強みであると思う」と言われ、非常に心強い言葉で勇気をもらいました。昨年に引き続き、コロナ禍での患者対応、家族対応など、迷うこともありますが、今の努力が、後に活かせるようスタッフと協力していきたいと思います。



外ヶ浜中央病院 総看護師長 小川 順子


外ヶ浜中央病院

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