看護職インタビュー・紹介記事

株式会社みちのく銀行 人事総務部ヘルス・サポート室

株式会社みちのく銀行 人事総務部ヘルス・サポート室

会社概要

 株式会社みちのく銀行は、1921年(大正10年)10月27日設立の青森貯蓄銀行を母体とした地方銀行です。本店を青森市に置き、青森県内外合わせて93か店の支店があります。
 当行の職員数は、行員1,355人、嘱託・パート607人の合計1,962人おり、この全職員を対象に産業保健を展開しております。


今取り組んでいること

 当行の産業保健スタッフは、保健師1名(私です)、健康運動指導士1名、嘱託の産業医1名の3名です。人事総務部に所属し、本店にて勤務しております。 現在は、ヘルス・サポート室単体だけではなく、みちのく銀行健康保険組合の常務理事や保健師とも連携しながら「健康経営」を推し進めており、企業に勤める職員がココロもカラダも健康に元気に働ける職場づくりを目指して日々奮闘しております。
 産業保健は、医療機関や介護福祉施設での看護や、市町村での地域保健活動とはずいぶん異なっているのでイメージがしにくいと思いますのでご紹介します。 まず基本となるのが定期健康診断の実施です。各支店に勤務している全職員の健康診断ができるよう日程調整や健診機関と連絡し、結果の配布、受診勧奨、保健指導、結果の分析まで行います。そのほか、悩みや体調不良を抱えている職員の面談と関係部署との情報共有や連携、療養のため休職している職員の職場復帰支援、支店を巡回しての健康相談、行員への健康教育等々、健康にまつわるものに関してすべてに首を突っ込んで仕事をしています。
 健康経営は平成24年4月から開始しています。当行の取り組みとして、各支店に1名「ヘルサポ・リーダー」と名付けた健康リーダーを行員の中から任命しています。ヘルサポ・リーダーは健康教養を深める講座を受講したり、各支店において健康づくりのための活動を展開しています。また全体的な取り組みとして、健康アプリを導入したり、健康運動指導士による運動ビデオを作成して銀行内で配信するなど、あの手この手を使って職員に健康的な生活習慣の定着を促す工夫を図っています。健康経営宣言後は、職員の健康に関する意識にも変化が見られており、30%から40%台で低迷していた健診後の再検査受診率も、毎年90%以上を超えるようになりました。


心に残るエピソード

 私が産業保健に携わるようになって、今年で15年目になります。前職は総合病院の保健師をしており、在宅医療や地域連携を専門にしていました。(転職のきっかけは長くなるのでまたいつか機会があれば…)みちのく銀行に入行するまでは看護の対象が「疾患を抱えた人」でしたが、入行後、「病気を抱えた人もいるけれど基本的には働くことができる健康な人」を対象とすることになり、「自分の存在って何だろう?」と自問することも多々ありました。健診や再検査を受けろというだけの口うるさいおばさんだろうなと。
 そんな年月と試行錯誤を重ねるうちに、「酒井さんだから打ち明けるけど実は…」という相談が増えてきて、企業における看護職は職員の心の拠り所にもなれるんだなぁと実感する機会が多くなりました。対応に苦慮する事例もありますが、これも産業保健の醍醐味だと思い、真摯に職員の声に耳を傾ける日々です。
 今後も、産業保健スタッフ全員で一丸となって、職員が楽しみながら健康増進に取り組めるような手法を模索しつつ、元気な職場づくりに貢献できるよう頑張っていきたいと思っております。




株式会社みちのく銀行 人事総務部ヘルス・サポート室

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