看護職インタビュー・紹介記事

八戸看護専門学校 副学校長 小野寺 江利子さん

八戸看護専門学校

写真の中の前列右から4番目が小野寺さん

学校の概要

 八戸看護専門学校は、平成2年4月開校した3年課程の看護学校です。一学年定員50名で、教職員20名が学生の学びと学校生活を支えています。教育理念は、法人の理念であるホスピタリティ精神を基盤として「豊かな人間性の涵養、保健・医療・福祉の包括医療に対応していける知識・技術の習得、専門職として科学的根拠を基盤にした看護実践をとおして、社会に貢献する人材の育成」としています。
 就職率100%で県内就職者が多く、看護師国家試験は高い合格率を維持しています。
 本校の特徴は、地域の医療機関をはじめ様々な施設にご協力をいただくとともに、関連の病院・健診施設・訪問看護ステーション・介護事業所等、医療・保健・介護・福祉の多様な場で実習ができることです。さらに、その関連施設でボランティア活動ができることは看護につながる経験ができると考えています。また、看護学生の精神面へのサポートとして「学生相談室」を設置しており、看護職としての経験を持つ相談員が対応しています。
 現在は、コロナ禍の影響で残念ながら休止していますが、海外研修旅行で海外の医療に触れることでグローバルな視野を養うことも特徴のひとつです。


看護管理者としてのビジョン

 私は副学校長となって3年目を迎えました。看護教員経験の浅い私ですが、看護師としてのキャリアの後半に看護師を目指す学生に関わり、経験を伝えられることに感謝しているところです。3年前までは外部講師として、また臨地実習の受け入れ施設の看護管理者として学生と関わってきました。教員となって関わる学生への考え方が変化してきていることを感じています。看護を目指す人を大切に育て、専門職としての心構えを身につけて、本校の理念である社会に貢献できる看護師を育成したいと考えています。


今、取り組んでいること

 管理者が働きやすい職場環境づくりに努め、教員が活き活きと教育活動できることが、学生の成長や社会に貢献できる看護師育成につながると考えています。一方で、看護教員の時間外労働や持ち帰り業務の実態(2018日本看護協会調査)が明らかになっています。本校では、実習施設で資料作り等ができる環境づくりや、在宅勤務を取り入れるなどしていますが課題もあり、修正していく必要を感じています。まだまだ、看護教員にとっての働きやすさを自分の中で具体化できていないと感じており、今後も教員の意見を聞きながら進めたいと思っています。
 また、以前より作成されていた看護教員ラダーの活用を検討しています。特に、臨床の経験を強みとして新たに看護教員としてのスタートを切った新任者から始めたいと準備を進めているところです。


心に残るエピソード

 卒業した学生からの言葉です。その学生は実習で見た私の患者とのコミュニケーションから学ぶものがあったというのです。「視野を広げた会話」と表現していました。学生は、私たち教員の何気ない会話や態度、行動から学びを得ているのだと気づきました。教員は学生の身近な看護の役割モデルです。専門職としての姿勢を示していきたいと改めて思う出来事でした。




八戸看護専門学校
八戸看護専門学校

過去掲載記事はこちら

e e とどけるん とどけるん 青森県医師会 青森県 えがおのひろば